流木について

 レイアウトに使用することが多い流木ですが、入手にはショップで購入したり・川海などの自然界で採取する方法があります。

 入手した流木を水槽に入れると、流木に含まれる成分が水中内に溶け出し、水を茶色くさせる場合があります。この水を茶色くさせるものがアクです。

 ショップなどで販売している流木には、アク抜きの処理を行っているものを販売していますが、自然界で採取したものはアク抜きの処理を行わないと水槽が茶色になります。また、海で採取した流木は塩抜きを行います。アク抜きと塩抜きは同じ方法で処理出来ます。

流木のアク抜き方法は、
・煮沸方法
・漬込み方法
・アク抜き材方法
・飼育水槽でのアク抜き方法

流木のアク抜き状況
アク抜き方法前 アク抜き方法中 アク抜き方法後
処理前 煮沸処理 処理後

煮沸方法

 アク抜き方法の中でも一番時間のかからない方法です。

 鍋などに流木を入れ1~2時間程度流木を煮沸(熱湯により煮込む事)し、2~3日水に浸けた後水槽に入れます。ごくまれに樹脂(タール)が溶け出したりする場合がありますので、オールドブラックウッドなどは別方法でアク抜きを行います。    

浸込み方法

 バケツなどの水に流木を数ヶ月間浸け込みアク抜きを行います。定期的(数週間程度)に水を換えます。

アク抜き材方法

 市販されている『アク抜き材』を入れたバケツに流木を数日間浸け、その後数日間真水に浸けるか、ブラシなどで細部までよく洗い流した後に水槽に入れます。
※購入したアク抜き材により多少手順が違う場合がありますので、説明書に従って行ってください。

飼育水槽でのアク抜き方法

 流木を処理を行わづに直接水槽に入れます。当然水が茶色になりますが水換えを行う事で、水の色は戻っていきます。樹脂などの多い流木はこのアク抜き方法がいいです。

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