エサの与え方

通常時の給餌

給餌 エサは毎日1~2回、決まった時間(照明を点灯する場合は点灯後1時間以上経過してから与える)に1分~2分程度で食べきる量を与えます。

 もし、食べ残しなどが出てしまった場合はスポイトネットなどで取除きます。

 飼育魚数によってもエサの量が変わりますので与える量がわからない場合は、2分間でエサを少量ずつ与え食べきったらまた与えます(数回繰り返します)。
上記の与え方を数回行えば飼育水槽のエサの量が把握できるようになります。

 1週間に1回は休餌の日をもうけるとエサの食いが良くなったり魚の調子があがります。

 エサの種類には人工飼料、冷凍飼料、生餌などがあります。

 1種類のエサのみを与え続けると栄養バランスが偏ったり、体色が落ちたりしますので、主食、副食といったかたちでエサを与えます。

 上記写真のエンゼルフィッシュなどは主食に人工飼料を与え、1週間に2回程度イトミミズを与えるようにしています。

 肉食魚などは生餌と人工クリルなどを併用して与えるようにしておくと生餌が手に入らない場合などにも困りません。

エサの種類についてはこちらへ

留守時の給餌

フードタイマー 旅行などで家をあける場合は、4日以内ならばエサを与えなくても心配ありません。
もしエサを与えず留守にする場合は魚を活動的にしないためにも照明なども点灯しない状態にしておきます。

 エサを与える場合は、有り余るほどのエサを与えて留守にするのは水質の悪化を起すだけですので、おこなってはいけません。

 与える場合は、フードタイマー(左側写真)などを利用すると大変便利です。

エサの種類別水質悪化度合い

(影響少) 人工飼料 ⇒ 冷凍飼料(草類) ⇒ 冷凍飼料(肉類) ⇒ 生餌 (影響大)

 生餌が水質の悪化への影響大なのは内臓のなかのリンが関係していると言われますので、生餌を与える場合は、なるべく1口で食べられる大きさの物を与えます。

日常チェックポイント

昼夜のチェック

●昼のチェック

・照明をつける
・魚の状態をチェック
・水温、保温器具をチェック
・フィルターをチェック
・エサを与える
・水槽の周りに水がこぼれていないか
・底の方でじっとしている魚はいないか

●夜のチェック

・水温、保温器具をチェック
・フィルターをチェック
・エサを与える
・魚の状態をチェック
・照明を消す

照明

 基本的な点灯時間は1日当たり10~14時間程度とし、決まった時間に点灯と消灯を行います。蛍光灯などは定期的な交換も忘れずに行います。

照明の寿命についてはこちらへ

 飼育魚数や水草水槽などの飼育環境によってコケの発生度が変わってきますので飼育環境によって点灯時間を調整します。

コケについてはこちらへ

水温、保温器具のチェック

 水温計により水温が一定に保たれているかチェックします。また、水槽の底で魚がじっとして動かない場合も保温器具の故障が考えられます。
夏場:クーラーなどの冷却器具を使用していない場合設定以上の水温になっている場合があります。
冬場:設定温度より3℃以上低い場合は保温器具の故障が考えられます。

ヒーターチェック 保温器具の通電ランプ(写真①右側)の確認をします。通電ランプのない場合は温度設定(写真②)を少々高くしヒーターランプ(写真①左側)が点灯するか確認します。確認後は設定温度に確実に戻します。

 サーモスタットにコケなどが生えると感度が悪くなってしまうので、きれいな状態にしておきます。

フィルターのチェック

水面チェック水面の波紋がたっていれ(左側写真)ばフィルターは稼働しています。また、吐出パイプに手を当てても水流の強さを確認できます。(水流の強さは1週間に1度程度で平気です)

 モーターの音に異音がしないか確認します。購入時静かなフィルターに異音がするようになった場合は、モーターの詰まり、ホースの汚れが考えられます。

 吸水口についたゴミなどは取除きます。

魚の状態チェック

 毎日エサを与える時に、魚の体表、泳ぎ方、水槽の底でジッとしていないか、食欲の有無をチェックします。

 食欲のないものは、注意して継続観察します。

病気についてはこちらへ

トラブルの予防

 各器具の故障は環境の悪化を引き起こしてしまうので、予備の器具を準備しておきます。

 特に冬場の保温器具の故障は魚の死にかかわってしまうので、保温器具だけでも準備しておきます。

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