各飼育水槽の適切な水換え時期を知るためには、水槽の水質の変化を知る事から始めます。
水質の変化はPHメーターや試験紙で測定するのがもっとも正確な方法です。
測定に当たっては2~3日おきに3週間程度データ計測を行えば、水質の変化傾向を知る事ができますので、飼育当初からのデータを1回取っておけば後々の水質管理が非常に楽になります。
一般的に『丈夫な魚』と掲載されている魚は記載PH±2以内、『汚れなどに弱い魚、難しい魚』はPH±0.5以内と言います。
通常はPHに気をつけていれば飼育は特に問題ないですが、魚の種類によってはPH以外の要素についての知識も多少必要なものもいるので水質についてで少々触れておきます。
PHを一定に保つためにも水換えは必要な作業となります。
1回の水換え量の目安として水槽容量の1/4~1/3程度が基準で汚れがひどい場合、1/2程度の水換えを行う事もあります。PHの急激な変化を起さないためにも1/2以上の水換えは避けるようにします。(病気治療などの場合1/2以上の水換えを行う場合があります)
水換えのみの場合はバケツ、水換えホース、中和剤が準備してあれば問題ありません。
写真右側の各用具は水換えに伴って行うことの多い、コケの除去、底床の掃除、水草のトリミングなどで使用します。
1.器具のコンセントを抜く ![]() 水換え時にコンセント接触部分に水が入ると危険ですのでコンセントを抜きます。 外部式フィルターなどは水位が低下すると空気を取込んでしまい、モーターなどに負荷がかかってしまい故障の原因となります。 また、水位の低下によりヒーターのサーモスタットが水面から露出してしまうと水温が上昇を続けてしまうなどの事故などを起します。 |
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2.水槽の水を抜く ![]() 飼育水の汚れにもよりますが、総水量の1/3程度を排水します。 飼育水の排水時にコケなどを一緒に水槽外へ排出(コケ除去手順はこちら)したり底床の汚れも水槽外に排出(底床の掃除手順はこちら)します。 |
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3.塩素を中和する ![]() 飼育水槽の水温と合わせた水を中和します。 |
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4.水槽に新しい水を入れる。 ![]() バケツでの注水時に底床の巻上りを防止するために手で1度受けます。(写真左側) 水面より上で受けてしまうと水が跳ね上がってしまうので、受ける手は水面より少し下に入れて受けるようにします。 |
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