定期的管理

なぜ定期的にメンテナンスを行うのか

 魚を飼育していくと水槽内には汚れや硝酸塩などが蓄積されていき環境は悪化していき、環境の悪化はさまざまな病気などを引き起こし最悪の場合は死に至ってしまいます。

 水換えなどの定期的なメンテナンスは硝酸塩などを薄めたり、コケなどを除去したりと、環境を改善し視覚的にも綺麗なアクアライフを行うために必要になります。

1~2週間毎管理

●水換え

 魚を飼育して行くと日々水質は悪化していき、多くの問題の原因を作りますので、定期的に水換えを行う事により水質を一定に保ちます。

・水換えの合図
 エサの食いが悪くなる
 魚がおびえがちになる
 コケが生える
 水草が溶ける
 底床にヘドロが溜まる

 水換えの時期は、水槽のサイズ、飼育魚の種類と数、フィルターの性能などさまざまな要因によって決定しますので、一概に1~2週間毎に行わなければならないと言うわけではありません。

 一般的には水草のみ(生体飼育無し)の水槽は水換え頻度は少なく小型魚の飼育水槽、肉食魚の水槽といった具合に水換え頻度は多くなります。

水換えの手順はこちらへ

●コケの除去(水換え作業と一緒に行うと効率が良いです)

 水槽の内面や底床についたコケは見苦しく、水草のトラブルにも発展する上、コケの生えた水槽は大変見苦しい物になってしまうので、定期的にコケを除去します。

コケの除去手順についてはこちらへ

種類別のコケ対策はこちらへ

●底床の掃除(水換え作業と一緒に行うと効率がよいです)

 底床はほとんど水が循環しないので汚れがたまりやすく水質悪化の大きな原因となり箇所なのですが、水槽から底床を取り出して洗うのは、手間と時間がかかりすぎますので半年~1年に1回行い、1~2週間毎ではゴミを取除く程度で十分です。

底床の掃除手順はこちらへ

●水槽まわりの掃除

 水槽の管理には水槽内部以外にもコンセントのホコリや水槽外部面の手アカなどの掃除があります。

 直接魚の飼育には関係がでるものではありませんが、火事の原因や見栄えなど水槽内を綺麗にしても外が見苦しいと魅力も半減してしまいます。

外部の掃除方法はこちらへ

半年~1年毎管理

 定期的に水換えなどの管理をしていても汚れは蓄積してきてしまい各対策を行っても症状が改善しない場合は環境などに原因がある場合があります。

 当初は問題ない水槽でも年月の経過により各器具の能力低下や底床の底の目詰まりなど、1度リセットしないと改善されない場合は上記(1~2週間毎管理)で紹介した管理方法ではなく水槽を再セットしなおします。(飼育環境によっては1年以上不要の場合もあります)

再セット手順はこちらへ(2008/1中にアップ予定)

フィルターメンテナンス方法

 フィルターも定期的にメンテナンスをしないとろ過能力が低下し水質の悪化を起しますので、各フィルターごとのメンテナンスの合図を紹介します。

ストレーナーにスポンジをつける 上部式フィルター、外部式フィルター、外掛け式フィルターなどでは、ストレーナーの吸水部分にスポンジを取り付けるとろ過装置内の洗浄間隔を伸ばす事ができます。

 ただし、スポンジ部分の目詰まりは揚水量などの低下を引き起こしたり、ろ過能力を低下させてしまう場合がありますので、スポンジも定期的に洗浄します。

 稚魚などを飼育している水槽などでは稚魚の吸い込み防止対策として効果的です。

上部式フィルターー

上部式フィルターメンテナンスの合図

 マットが非常に汚れて目詰まりを起し、水の浸透が悪くなっている。
 吸水パイプ、インペラー部分にゴミがひっかかり、揚水量が低下している。

上部式フィルターのメンテナンス手順はこちらへ

外部式フィルター

外部式フィルターメンテナンスの合図

 排水パイプの水流が弱くなる。
 本体、ホースを動かすと水槽内にゴミ、ヘドロがでてくる。
 モーター音がガー、シャーなどと異音がする。

外部式フィルターのメンテナンス手順はこちらへ

外掛け式フィルター

外掛け式フィルターメンテナンスの合図

 マットの目詰まり、ゴミが目立つ。
 ろ材マットが変形して本体との間に隙間ができる。

外掛け式フィルターのメンテナンス手順はこちらへ

スポンジフィルター

スポンジフィルターメンテナンスの合図

 スポンジの目詰まりにより水流が弱まる
 パイプからの気泡が大きくなる

スポンジフィルターのメンテナンス手順はこちらへ

投込み式フィルター

投込み式フィルターメンテナンスの合図

 フィルター下部のスリット部分が目詰まりを起している
 ろ材が非常に汚れている

投込み式フィルターのメンテナンス手順はこちらへ

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