珪藻類(茶ゴケ・珪藻)

茶ゴケ

特 徴

 水槽セット初期に多く発生し、色は茶色で、ガラス・砂利などに付着します。ぬるぬるし、付着力は弱いです。

原 因

 バクテリアが機能しておらず、排泄物などを分解しきれない。
 照明時間・光量が少ない。
 ろ過能力不足。
 水質がアルカリ性で高硬度になっている。

対 策

 ガラス面は、メラミンスポンジなどでこすって除去します。メラミンスポンジはスクレーパーなどよりコケが散るのを抑えます。ただし、付着力の強いコケは除去できない場合があります。
 また、除去しながら排水パイプなどで水槽外へ出します。

 水槽セット初期は、バクテリアの働きが活発ではなく、排泄物をバクテリアが分解しきれないだけですので、環境が安定してくれば発生しなくなります。

  照明時間・光量を増やします(他のコケの発生には注意してください)。また、茶ゴケに関しては、水草用の蛍光灯だけではなく、一般的な蛍光灯を使用する場合もあります。ただし、水槽セット初期での発生が多いので、様子を見てから交換するのでもいいと思います。

●生物兵器

 オトシンクルス:ナマズの仲間、体長5cm位で温和な性格で、コケのみを食べるので、柔らかい水草の水槽には有効です。
 アルジー・イーター:ドジョウの仲間、体長12cm位で性格は成長とともに荒くなり、コケも食べなくなりますが、幼魚のときは1番コケを除去します。
 貝類:スネールを攻撃する魚がいますので注意してください。
 サイヤミーズ・フライングフォックス:ドジョウの仲間、体長10cm位で性格は温和なので混泳も可能です。

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