糸状藻類(黒髭藻・糸状藻)

糸状藻 糸状藻 黒髭藻

特 徴

 出水パイプ・水草などに発生します。色は黒褐色・緑色・灰色などさまざまで、水質が安定している場合でも発生し、水流が強い箇所に発生することが多いです。

原 因

 水流が強い。
 換水を怠っている。
 水質がアルカリ性で高硬度になっている。
 魚の入れすぎ、エサのやりすぎ(生餌などは発生率が高)による老廃物が多い、死骸などがある。
 肥料が多い。
 ろ過能力不足、ろ材・底床の汚れ。
 照明時間・光量が多い。

対 策

 シャワーパイプの穴を広げたり、出水をガラス面に向け、水流を弱め(水草が揺れない程度なら良い)ます。

 ピンセットなどで根から取り除きます。

 照明時間・光量を8~10時間程度にします。また、観賞のメインの物にもよりますが、水草をメインにしている場合は、水草用の蛍光灯などを使用すると、一般的な蛍光灯よりコケの発生を抑えます。

 ガラス面は、スクレーパー・三角定規などでこすって除去します。除去しながら排水パイプなどで水槽外へ出します。

 パイプ・アクセサリーなどは、水槽から取り出して木酢液(木酢液1:水2程度)を布などで塗布し、20秒位置いて水槽に戻すか、バケツに木酢液をいれ浸けおきします。      

 水草は、水槽から取り出し直接塗布し、20秒位置いて水槽に戻します。取り出せない場合は、コケに原液をスポイトなどで直接噴射します。

●生物兵器

 ペンシルフィッシュ:カラシンの仲間、体長5cm位で温和な性格で、頑固な髭状藻を食べます。コケのみでの飼育は難しいので、適度に給餌をしますが本種は口が小さいので餌はブランシュリンプや稚魚用の人工飼料がよいです。

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