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運動性エロモナス菌の細菌感染により発病する病気で、この細菌に感染すると赤斑病・マツカサ病・腹水・ポップアイなどの症状を併発します。
運動性エロモナス菌は、25~30度の水温でもっとも活発になり、魚の抵抗力が落ちている時・体表に傷がある時には、感染・発病しやすくなります。
●赤班病
初期状態、体表・ヒレなどから粘液が出て白っぽく見える。 症状が進むと、表皮下で内出血を起し、体表が赤く充血したようになり、出血し死亡する。
●マツカサ病・腹水
ウロコの根元で菌が繁殖・水様物が溜まりウロコが逆立つ。 逆立ったウロコは、ボワボワとスポンジのように見える。
腹腔内にエロモナス菌を含んだ水様物が溜まってくるので、腹部は更に膨らんで見える。
●ポップアイ
目周辺で菌が繁殖し、眼球が飛び出したようになる。
抵抗力が落ちている(エサを食べない)。
水温の急変。
水質の急変。
魚同士の喧嘩・物理的衝撃による体表の傷・ストレス。
環境の変化によるストレス。
水槽セット直後など、水質が安定していない。
症状の出ている魚は早急に隔離し、薬浴治療を行います。
初期であれば、塩水浴(0.5%の塩水)でも効果があり、薬を餌などに混ぜて(液体薬は餌に振掛け、固形薬は細かく砕いて餌と一緒に)与えます。
進行が進んでいる場合には、治癒は困難です。
水の汚れが主な原因の病気であるため飼育状態を改善しない限り完治後も再び 発病する恐れがありますので、定期的な換水・ろ過能力の改善・餌の量などを調整します。
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