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熱帯魚の病気の中でもっともポピュラーな病気で、イクチアフチリウスという球形の繊毛虫が、表皮の下に寄生することによって発病し、魚体内で成長し、一度離れて底砂などで分裂し、再び魚体に寄生して、増殖・伝染を続けます。
発病すると進行が早く、伝染性も強いため注意が必要です。
繊毛虫が血液・細胞組織を食べ、その刺激により魚がかゆがり、石などに体をこすりつけるようになります。
ヒレや魚体に白い斑点ができ、進行すると白い粉をまぶしたようになり、最終的に死亡します。
伝染性が強く、1匹が発病すると同居している他の魚にもすぐに伝染します。
水温の急変。
水質の急変。
水質の悪化。
水槽セット直後など、水質が安定していない。
低温による飼育をしている。
初期状態であれば治療は比較的簡単だが、重傷になると治療は困難です。
治療には市販の治療薬を使用し、水温を27度以上にしますが、繊毛虫が魚体から離れている時にしか効果がないため、一度の薬浴では治療は完了しない場合が多いので、1週間くらいの間隔で2・3回、白点がなくなるまで治療を行います。
薬浴を行う場合、繊毛虫が底砂の中に潜伏している場合があるので、飼育水槽で直接治療を行います。しかし、水草水槽などの場合は、水草への影響などを考慮して隔離して治療を行います。
また、水温を27度以上に設定し、塩水浴(水1リットル:塩6g=6%の塩水)を行うのも効果的です。
病気が発生した水槽は、病気の原因の繊毛虫が潜伏している場合があるので、完治後水槽などを洗浄します。
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