エサ

 熱帯魚は、種類によって食物が大きく違い、肉食性と植物食性のものがいます。

 エサも1種類のもののみを与えるのではなく、主食と補助食といったようにした方がバランスが偏らず良い個体に育てる事ができます。

 主食はそれだけで飼育自体は可能だが、補助食は栄養バランスを調整するために与える程度とします。

 エサは種類によって保存方法や消費期限が異なりますが、ほとんどの物は開封後1ヶ月程度で消費することを目安とします。

人工飼料

フレークフード

フレークフード  熱帯魚飼料の代表的で、投入後しばらく水面に浮かぶものが多く表層から中層を浮遊する魚種に適しています。

 消化吸収もよく、種類も豊富で、各魚種に合った物があります。

粒状フード

粒状フード  フレークフードに比べ沈下性が強く、中層から低層を浮遊する魚種に適しています。

 水中内でも形状が崩れにくいので比較的飼育水を汚しにくいです。

タブレット

タブレット  低層を浮遊する魚種や、コケなどを食べる魚種などの固着物を好む魚種に適しています。

 水中内でも形状が崩れにくいので水を汚しにくく、時間をかけてエサを食べる魚種には最適です。

スティック状フード

スティック状フード  中型から大型の雑食性の魚種用のフードの形状として使用される事が多く、浮遊性のものと沈下性のものがありますので、購入時には十分注意します。

 生餌に比べ食いが悪い場合があるがり、慣らすのに少々時間がかかる場合があります。

粒状フード

クリル  オキアミという動物性プランクトンをフリーズドライ加工したもので、大型魚に適しています。

 大型魚に最適な飼料は生餌ですが、価格的に困難な場合はクリルを主食とし、生餌で栄養バランスをとる場合があります。

冷凍飼料

冷凍ほうれん草

冷凍ほうれん草  ビーシュリンプを代表とするエビを中心とした植物食性の主食です。

冷凍ハンバーグ

冷凍ハンバーグ  ディスカスハンバーグといわれるほどディスカスに与えるものが主流となっていますが、シクリッドの仲間に使用しても十分主食として使用できます。

 生エサを配合して冷凍してあるので、水質を悪化させやすかったり、解凍を行わずに与えると体調を崩してしまうので使用には十分注意します。

赤虫

赤虫  小型の肉食性魚に適しています。

 ただし、栄養のバランスがあまりよくないので、他のエサと併用して与えます。

ムカデ、冷凍ピンクマウス

ムカデ  アロワナを代表する肉食性の魚に適しています。

 栄養価が高く、魚を大きく育てたい時にはあたえる時に使用する場合がおおいです。

生餌

赤虫

赤虫  小型の肉食性魚に適しています。

 冷凍に比べると栄養価は高いが、寄生虫・病気を混入させる可能性があるので十分注意してください。

イトメ

イトメ  比較的栄養価が高いので、幼魚ややせてしまった魚に与えると効果的です。

 寄生虫・病気を混入させる可能性があるので十分注意してください。

金魚

金魚  生餌として最も使用される金魚だが、飼育水槽内に病気・寄生虫を混入させてしまう可能性が最も高いエサなので、トリートメントを行った個体を与えます。

 金魚以外にも、タナゴ・クチボソ・モツゴを与えると栄養バランスが取りやすいです。

メダカ

メダカ  肉食魚の幼魚時に与えます。取扱いなどは金魚と同様です。

コオロギ

コオロギ  栄養価が高く大型魚のエサとして使用します。

 魚の食いは良いがワームに比べると保存が難しく、共食いしてしまう場合があるので注意します。

ジャイアントワーム、ウキガエル

 栄養価が高いが、ジャイアントワームについては著しく水を汚してしまうので、主食のエサ食いが悪いときに与える程度に使用します。

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