保温冷器具

 熱帯魚と言われるだけであって、年を通して一定の温度を保たなければなりません。

 温度を高くする器具は、ヒーターとサーモスタットで行います。サーモスタットは、水温が設定した温度以下になるとヒーターのスイッチを入れ、温度を設定温度まで上げ、設定温度になるとスイッチを切ります。

 クーラーやファンなどは夏場など飼育水温が熱帯魚・水草の適応範囲以上になってしまうのを防止します。赤系の水草などはあまり温度が高いと色が抜けてしまったり、熱帯魚などは体調を崩したり、食欲が落ちてしまうので、クーラーやファンなどで温度を下げます。

ヒーター

●ヒーター

ヒーター  水槽の温度を上げる器具で、ヒーター単体で使用すると温度を限りなく上げてしまうので、魚が死んでしまいます。

  下記に紹介してある、サーモスタットと組み合わせて使用するか、一体型のタイプを使用します。

 

●サーモスタット

サーモスタット  水温が設定以下になるとスイッチを入れ、ヒーターを可動させ、設定温度以上になるとスイッチを切ります。

 

●ヒーター一体型

ヒーター  ヒーターとサーモスタットが一体型になったタイプで、コード類がスッキリし、ヒーターとサーモスタット別タイプより安価ですが、故障した場合は、全部取り換え無ければなりません。

 

●ヒーターカバー 

ヒーターカバー  ヒーター部分を覆い魚などがヒーターに接触して火傷するのを防止します。

●水温計 

水温計  必ず取り付けなければならないものではありませんが、水温計を取り付けることで水温の変化をいち早くチェックでき、器具の故障などを知ることができます。

 左の水銀タイプの他に電子式のものもあります。

クーラー

●クーラー 

クーラー  温度を設定温度に冷やす事ができます。

 クーラーを使用する場合は、機器をボックスなどの中に入れてしまうと、排気熱などがこもってしまい水温の低下を妨げます。

 

●冷却ファン

ファン  水面に空気を送り飼育水を1℃~4℃程度下げます。 

 水槽に取り付けて使用できますので、小スペースで使用でき、価格も安価です。

●冷却ファン用サーモスタット

ファン用サーモスタット  ヒーター用のサーモスタットの逆で、設定水温以上になると繋いでいる冷却ファンを作動させ、温度以下になると停止します。

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