ライト

熱帯魚の美しい体色を楽しんだり、水草水槽などでの光合成を行うためにもライトは必要です。

ライトは種類よって寿命などが違いますので、目的にあったライトを選択してください。

また、どんな良いライトを使用しても水槽やガラス蓋などが汚れていると光をかなり吸収してしまうので、効率が悪いので定期的に掃除をします。

性質を知ろう

水草を育てるときに1番ライトに関心がいく時だと思います。
ここでは、ライトの性質などを少々説明します。 

●光束 lm(ルーメン)
 ライトから放出される全方向の光の総量。この数値が多いほど光量が多くなり、水槽内を明るくするためのひとつの要素。全光束と表示されている場合があります。

●照度 lx(ルックス)
 照らされた面の明るさ。上記のlmとlxにより明るさが決定します。

●色温度 k(ケルビン)
 光色を数値で表したもので、赤い色は数値が低く、青い色になるほど数値が高くなります。

 水草水槽などではケルビンの高いものがいいと言う場合がありますが、水草の育成には関係ありません。

 アクアリストの好みで青っぽい水槽を作りたい方は、数値の高いものを使用します。

●平均演色評価数 Ra(アールエー)
 光源に照射した色彩の見え方。Ra100が本来の色で、数値が小さくなるほど実際の色と見え方が違ってしまう。

●光束 cd(カンデラ)
 光の強さ(ある方向の単位立体角内に放射される光の量)

●波長 nm(ナノメートル)
 波の一振動分の長さで、nmはlmの10億分の1の長さを表します。

 水草育成には430nm、680nm、490nmがよいとといわれます。

●消費電力 w(ワット)
 ライトなどに表示されている消費電力。

●ランプ効率 lm/w(ルーメン毎ワット)
 ライトの全光束を消費電力で割った値で、1ワット当たりの光束の量ですので、この値が高いほうが省エネランプと言う事になります。

 また、省エネと言う事はエネルギー効率がよいので、光の量に対する発熱量がすくなくなり水温の上昇を和らげます。

●定格寿命 h(時間)
 ライトの平均寿命で、ある規定にもとづいて算定されています。

 熱帯魚を飼育する上ではケルビンとルーメンを重視し好みの水槽色を楽しめます。

 水草水槽にはルーメンとルックスをある程度考慮すれば失敗は少ないです。ただ、ケルビンが高いほうが水草が引き立つ水槽色になります。

ライト種類

●蛍光灯

蛍光灯 ランプの本数も1~4本まであり水槽に合わせたものを使用でき、ランプ自体の色温度も豊富で、組み合わせにより理想のライトを作ることができます。
定格寿命:6~9000時間
Ra:Ra80~Ra99
lm/w:50~90lm/w
ライトタイプ:拡散光 

 

●メタルハライドランプ

メタルハライドランプ  点灯・再点灯に少々時間がかかるが、能力は高く、水槽の上に直接乗せないので、水槽のメンテナンスが行いやすい。
定格寿命:6~9000時間
Ra:Ra60~Ra90
lm/w:70~100lm/w
ライトタイプ:拡散光・集散光 

 

●水中蛍光灯

水中蛍光灯  アロワナなどの体色をより表現したい種類の水槽に横から光を当てる事ができます。
能力は蛍光灯と同じです。

 

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